Ханзны наадам

概要

２０１６年　初中等の日本人教師たちの話の中で、「どうしたら非漢字圏の子どもたちに漢字を楽しく覚えてもらえるんだろうか」と言う悩みが出ました。

この話から、ふっと「漢字オリンピックなんてどうか」と言う意見が出て、それがこの漢字ナーダムの出発点となりました。

　モンゴルの初中等教育機関の日本語学習者（中学生・高校生）を対象に、子供たちに漢字学習の楽しさ、それだけで なく、日本語学習の楽しさを知って欲しいという目的で漢字競技会を開催することになりました。

名前をモンゴルに因んで〃漢字ナーダム〃と名付けました。ナーダムとは、モンゴルの国を挙げてのスポーツの祭典です。主に三つの競技があります。

競馬、弓、相撲　どれもモンゴル人が夢中になる競技です。ナーダムは、モンゴル人にとって一番楽しみな行事です。漢字ナーダムも、日本語学習者にとってそうなればいいねと、第二目からは、筆記試験の他に、漢字でできるゲームを取り入れました。日本語を学ぶ小中等校から、中学生５名、高校生５名が参加します。

漢字ナーダムのロゴ

古代漢字の「字」をモンゴル風にデザインして、ウ冠の部分は、モンゴル民族の住居〃ゲル〃と呼ばれるものです。よこにひかれたオレンジ色の線は、ゲルの周りに巻かれた縄です。中にいるのは子供を図案にしたものです。

海外青年協力隊隊員　ウランバートル市ハンオール区第１８番学校派遣の山口智花さんデザイン