トーク、トーク、バクシ!
「モンゴル時間」はありますか。なぜこんな話をするかというと、モンゴルでは会う約束をしても、なかなか時間通りに会えません。会合があっても、定刻には始まりません。テレビの番組も予定通りには進行しません。先生方に伺ってみました。皆さん、ニコニコするばかり、それが答えなんだ…………。モンゴル人の旅行社の方がこう教えてくれました。「モンゴルに来る旅行者の中で、一番日本人がいい。それは時間を守ってくれるから。でも、モンゴル人が時間をあまり気にかけないのは、遊牧民の血が流れているからだよ。ゲルの中には時計はなく、天窓から差し込む日の光の加減で一日の生活時間が回っていたんだよ。だから、何時ではなく、午前に会いましょう、午後に会いましょうというように、ゆったりとした「自然の時」の流れの中ですべてが行われていたんだよ」と。先生方はこの話を聞いて、そうだそうだと言わんばかりに、うなずいて。でも、誰かが言ってくれました、「でもね、それじゃあね。(今の世の中についていけないね。)」て。安心、安心。40分の授業が20分も遅れたら大変ですから。私たち、バクシは「時間の大切さ」を子供たちに教えたいですね。
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