日本語教師へのインタビュー② ドラムスレン先生
今回は、ウブルハンガイ県アルバイヘールのメルゲド学校 ドラムスレン先生紹介:メルゲド学校は、ウブルハンガイ県の中心地アルバイヘールにある公立学校です。現在3年生から12年生まで、289名の子ども達が日本語を学んでいます。
Q:ドラムスレン先生はいつからこの学校で日本語を教えていますか?
ドラムスレン先生:
私は1998年から子のメルゲド学校で日本語教師をやっています。日本語教育もこの年から始まったのです。
Q:ずっと一人で教えているんですか?
ドラムスレン先生:
いいえ、初めは一人でしたが、10年ぐらい経ってから二人で教えることになりました。でも、2014年頃からまた一人で教えることになりました。
Q:どうして日本語の先生になろうと思ったんですか?
ドラムスレン先生:
私はロシア語の先生になりたいと思っていました。もともと先生と言う仕事が好きでした。実は、私の兄がウランバートルで日本語を学んでいたのです。それで休暇の度にウブルハンガイの実家に帰ってくると日本の文化や言葉などいろいろ話してくれました。それを聞くうちに私も日本語を勉強したいと考えるようになり、高校を卒業するとウランバートルに出て、日本語を学び始めました。
Q:先生の仕事はどうですか?
ドラムスレン先生:
苦労はたくさんあります。でも、子供たちの喜ぶ姿や興味をもってくれている様子を見ると、この仕事を続けたいと思うんです。ウブルハンガイを離れて街で教師の仕事をしようかと思ったことがありました。でも、残していく子供たちのことを思ったら心配で、それはできませんでした。
Q:一番大変なのは 何ですか?
ドラムスレン先生:田舎で、日本語の環境がないことですね。
Q:楽しいことは何ですか?
ドラムスレン先生:毎日子ども達と同じ思いで一緒にいられると言うことです。疲れていても子ども達と一緒にいれば、疲れも忘れられます。
Q:今ドラムスレン先生が思っていること、話してください。
ドラムスレン先生:
子どもの心をよく見る、聞くことが大切です。教師と言う仕事は、教えるだけではなく、子供の心を読みながら接していくことが必要だと思います。
Q:子供たちに言いたいことって ありますか?
ドラムスレン先生:ウブルハンガイの将来のために育ってほしい。心がきれいな大人になって欲しい。
ドラムスレン先生、本日はどうもありがとうございました。